バンコン(トラベルバン・コンバージョン)

トラベルバン・コンバージョン、通称バンコンと呼ばれています。ルーフや窓を架装してスペースを広げたモデルもあり、ユーザーが自分でワンボックス・バンを改造したものです。特にユーザーが自分で改造したワンボックス・バンを含めると旅車の主流と言える存在で、走行性と室内スペースがよくバランスしているのが特徴です。

ワゴン登録のモデルもあるくらいだから、日常の足としても何とか使えるが、慣れないと高さのあるキャブへの乗り降りだけでも大変で、注意が必要です。国産ワンボックスだけでも一般的な日産キャラバンやトヨタ・ハイエースのほかにもライトエースやマツダ・ボンゴなどのクラス、軽ワンボックスの3クラスがあり、ハイエースやキャラバンにも複数のボディサイズがあるので、それぞれ目的にあったクラスを選ぶことができるのはありがたいことです。トヨタのハイエースバンなどを使ったハンドメードのキャンピングカーを作る専門業者もあります。

旅のキャンピングカー選び

旅に出る準備でもっとも大切なのは車選びです。最初は、現在使用中の車でスタートする手もありですが、ある程度旅のスタイルが固まったら、旅用の車を手に入れることを勧めます。旅専用車が持てるならトラベルバンやキャブ・コンバージョンなどのキャンピングカーも視野に入れることができ、選択の幅が広がります。

日常の足と兼用する場合でも、旅車に重点を置いて選択した方が望ましいです。例えば、日常の足としては多少不満があるとしてもワンボックス・バンならかなりの改造もでき、居住用の足としては多少不満があるとしてもワンボックス・バンならかなり改造もでき、居住性の向上が期待できます。旅は、自転車でもバイクでもできるのだから、手持ちのセダンで悪いわけではないですが、悪天候や暑い季節、寒い季節への対応も考えるとシニアには車内スペースにゆとりのあるキャンピングカーのほうがよいといえます。