キャンピングカーと泊まる場所

車旅にはキャンプ地が欠かせません。むしろキャンプ地選びこそが旅の楽しさを決めるといってもよいでしょう。キャンプ地は2種類にわけて考えると見つけやすいです。昼間の生活に使うデイキャンプ用地と、夜の宿泊に使う車中泊用地との2つです。キャンプ場ならすきなだけ滞在し、椅子やテーブルを出してゆったりとキャンプを楽しめますが、道の駅など公共の駐車場でのキャンプ行為は目的外利用として指摘・注意されることがあります。

たとえ、駐車、休憩だけでも利用者の多い昼間の長時間駐車は避けたほうがよいでしょう。のんびりしたいなら、海辺や川原などのロケーションの良いところに駐車スペースを見つければ気兼ねなく時間を過ごせます。北海道の道南の道の駅には隣接した公園のデイキャンプ施設には、何台ものグレイノマドの車がいつも停まっています。

無キャンプ場

車中泊するのにもっとも望ましいのはキャンプ場、特に無料となればいうことはありません。公共キャンプ場を中心に探せば無料キャンプ場もかなりあります。最近では長期滞在者が増加したことなどから有料化するところも増えていますが、それらはたいてい1泊1000円以下の低料金なので、利用はしやすいです。北海道なら、よい無料キャンプ場もあります。キャンプ場なら、オーニングやテーブル、椅子を出してゆったりくつろげます。トイレや水道もあり、スローフードを調理するにも不足はありません。

ただ、無料キャンプ場のほとんどは車旅のキャンプに対応できていません。テントサイトに乗り入れできないことが多く、いきおい駐車場で過ごさざるを得ません。また、宿泊場の注意点として、水の補給ができるかは重要です。ほとんどの道の駅では既設の水栓を止めて補給ができないようにしています。水道料金の増加が道の駅の経営を圧迫すると同時に、水の補給がキャンプ行為を誘発するからです。最後に、安全な場所で停まるようにして下さい。昼間が安全だからといって夜も安全とは限りません。安全で環境がよいそんな場所が最適なのですが、自ずと限られてくることでしょう。